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上腹部MRI検診
膵臓の役割
膵臓は胃の後ろにある長さ15cm程度の小さな臓器で、食べ物の消化と血糖値の調節を行っています。
膵臓の内部を通る膵管からは膵液が流れており、膵液が十二指腸へ運ばれることで食べ物の消化を助けています。
また、膵臓からインスリンやグルカゴンなどのホルモンを産生しており、このホルモンが血糖値を調整しています。
膵臓がんとは?
膵臓がんは膵臓にできる悪性腫瘍のことで、国内では年間約30,000人以上の方が膵臓がんで亡くなっています。
膵臓はとても小さいためがんの浸潤が速く、血管やリンパ管などに入って遠隔転移しやすい特徴があります。
しかし早期で見つかり切除された膵臓がんの5年生存率は、その他の場合と比べて良好です。
膵臓がんは増加傾向
膵臓がんは、発見された時にはすでに手遅れであることも多く、症例数に対しての死亡数(死亡率)が極めて高いことで有名です。
部位別ごとに分けると膵臓がんによる死亡率は4位を占めており、近年増加傾向にあります。
また、「沈黙の臓器」と呼ばれるほど症状がでないことから、早期発見が難しいとされています。
MRCP(MR胆管膵管撮影)
膵臓がんの診断方法は血液検査をはじめいくつかありますが、その中のひとつがMRI検査です。
特に、造影剤を用いなくても膵管などを描出するMRCPは、MRI検査の際に同時に行うことができます。
また、MRCPは近年増加傾向にある膵のう胞性腫瘍の描出にも優れており、膵臓のスクリーニングが可能です。
注意事項
- 脳動脈瘤クリップの一部には,MRI検査ができないものもあります。
- カラーコンタクト、補聴器、入れ歯、ウィッグなどは取り外していただきます。
- 心臓ペースメーカーの入っている方、妊娠中(またはその可能性がある)の方は検査をお受け頂けません。
- バリウム検査を行った方は、できれば3日以上空けてご予約をお願いします。
- その他、不明な点などございましたらスタッフにお声掛けください。